大阪は、日本の近畿地方に位置する西日本最大の都市であり、関西の経済・文化の中心地で、古都・副都としての歴史を持ち、現在も首都東京に次ぐ都市として、経済、文化のバックアップ面で重要な役割を担っている地域です。都市単位の経済規模(GDP)では世界3位(2009年現在)、都市圏人口で世界12位(2012年現在)のメガシティと評価されています。
大阪は長らく日本の文化の中心地であった京都に近く、また西日本最大の都市として発展したため、独自の文化を築き、食文化や芸能文化がよく知られるほか、大阪弁(浪花言葉)は東京方言や京言葉などと共に日本で最も知られる方言の一つです。
全国からあらゆる食材が集まる「天下の台所」であったことから、大阪では独特の食文化が栄え、「大阪の食い倒れ」(大阪人は破産しそうなほど飲食に贅沢をするという意味であるが、大阪人は食べ物自慢にうるさい、大阪には食べ切れないほど美味いものが沢山ある、といった意味でも使われる)という諺まで生まれました。しゃぶしゃぶや懐石料理、うどんすき、大阪寿司などの本格料理から、たこ焼きやお好み焼き、串カツ、イカ焼きといった、“粉もん”を中心とした庶民の味まで、さまざまな料理が楽しめます。
大阪の主な街として、キタ、梅田、北新地、梅田新道、堂島、ミナミ、難波、湊町、日本橋、千日前、道頓堀、心斎橋(心斎橋筋)、堀江、南船場、天王寺・阿倍野、上本町、京橋、鶴橋、新世界、十三、新大阪など非常に広範囲で、世界文化遺産を有する京都、奈良、和歌山や兵庫の府県とも隣接しているため、関西の交通の要所ともなっています。
東京とは異なる街の雰囲気を持ち、現在は広範囲に渡り再開発事業が行われており、2014年には高さ300メートルの日本一の高層ビル「あべのハルカス」がオープン予定の大注目都市です。